■  豪 州 活 動 バリア・フリー論 ■ 


 
 『いちばん 充実していたのは 心の バリア・フリー…』

ちょうど1年前 2004年の2月 シドニーに旅しました。旅日記で 1年近前に アップしているので 
ご存知の方もおられると思います。このページではバリア・フリーに搾ってまとめてみました。
 


       


↑ 「ダーリング・ハーバーへ 車椅子はこちらから」 という看板です。当時 大掛かりな工事を
していたのですが この看板があちこちに 貼ってあって誘導してくれるもんで 右往左往せずにすみました。

    

↑左: 駅の正面改札です。小さすぎて見えないが・・・ 車椅子マーク・ベビーカーマーク・自転車マークが左下に
あるんですが…青丸のヤツ。駅員の人がすぐに登場して 小さい門を開けてくれます。滞在中、100%駅員在駐でした。

右:少し ボケてしまいましたが 『Lift to George street』=『上ったらジョージ・ストリートに着く エレベーター』
エレベーターも何台もあります。地上に上ってから 道路を横断する必要がありませんでした。とても便利やった〜♪



↑ さて 電車は二階建て。ベビー・カー、車椅子、自転車…そうなんです 自転車も 
乗っていいんです。…は 優先的に1階。なるべく健常者は2階へ上ります。

   

↑これは 動物園の エレベーター。頑強です。『Disable』とは『不具者』という意味に近いんだけどね〜。

最近は あまり使わない言葉かも…『handicapped』(ハンディキャップのある人)とかが 最近多いかも。

     

↑ 大きな 公園&ショッピング・センターをまわる電車。 バギーもたたまず そのまま 載せられます。楽。
右:前と後ろで こ〜んなに 離れているの。土地も建物も広いからね〜。しかし 幸希のこの髪のカット…。

     

↑モノレールです。 色々 テーマ性を持って デザイン画が描かれているのですが、これは「スポーツ・バージョン」
ちゃんと 車椅子アスリートの絵も 描いてくれています♪ 「この車両は車椅子車両」という意味か?と思った。

 

↑ 亜希を写したのですが、後ろのバスを よ〜〜〜〜く 見るとわかる… ほぼ 全部が ノンステップ・バス。民意も高かった。



そんなこんなで… 画像が大変少なくて 失礼しました。  オーストラリアは「障害者差別禁止法」というのが
あり、例えば 『何かお店を開店させる』という場合でも スロープを設置しなければ 開店許可が出ないそう。
駅という駅も 「エレベーターは駅に1つ」というわけではなく、利便性が考慮され 何台か設置されててとても
便利だった…地下から→ 地上に上って→また 道路を横断する・・・なんて事が全く必要なかったんですよ。 
しかも… 非常〜〜に 広い♪ 日本では 時々、「亜希とパパは 階段であがってて!」という事 多々有…

電車やバスでは「車椅子」は ともかく「ベビーカーは 他の人に迷惑←?? なので 折りたたむ」のが 日本の常識ですが
そのまま乗れますよ。電車・バス・モノレール・ロープウェー・フードコート。どこでもそのまま乗るのがあちらの常識です。
乗り込む時は 必ず 運転手 もしくは 係員が ささぁ〜…っと すぐに お手伝いに来てくれる♪ 外出もとても 気楽。 

人々の民意も高いです。幸希が 電車やバスで 「●△□★ イエィ〜♪」なんて言ってても 誰も ジロジロ見たりしません。

これは 妹がアメリカに居た時に 言っていたのですが、自閉のお子さんなんかは ショッピング・センター等で 急に 大声で
泣いたり、パニックを起こしたりって事ありますよね。  アメリカは 「児童虐待」について 非常に敏感なので また違う意味で
皆さんの視線が集まるそうです。が、親がすぐ 「この子は 自閉です」と言うと 皆 その意味を わかり、そっ…としてくれる
と聞きました。この前、「自閉症」の男の子の ドキュメンタリーをテレビで見たのですが、彼が 道で声を上げて、踊ったりする
様子を「大人が見て 指差して 笑っている。」その様子、どう見たって 健常児ではない、その彼を見て、笑っているんですよ。

あまりに冷たいと思いませんか。「あの子、ワケ有りなのかな…何なのかな…?」と気遣う気持ちには なれないのでしょうか。
親の 努力不足なんでしょうか。    私も 幸希の事をわかってもらいたい…と思って 作り始めたこのHPではありますが、
『 心のバリアフリー 』も進む事を願うばかりです。 お金もかかりません。 ご静聴ありがとうございました。… 熱弁 終わり…


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