Special Orimpics 2

・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■    2005 Special Olympics  World Winter  Games  Nagano  Japan    ■   ・・・・・・・・・・・・


競技編


   


『 スピード・スケートを 見ました 』


画像:左 少し寒いので、完全防備です。亜希は つなぎの服で 熊子になっていたのですが、外国の方が 「Wow ♪ Hi Little bear, hello〜♪」
ってな 感じの注目の的で自意識過剰で テンション高くて大変でした。確かに 格好は かわいいのでしょうが、ちょっと 「イヤな女風」でした。

さて 競技のお話です。ここは 長野エム・ウエーブと言って、それこそ長野オリンピックの時の開会式やら スピードスケートを
行ったところで まさに競技場。 この外周を走るのではなく、真ん中に もっと小さいトラックが 準備されていてそこを走る。

100メートルとか 400メートル位ですのでね。1周とか2周で 終わっちゃいます。サポートする方が 非常に多く……画像の 
真ん中の方に 黒い服の人が3名ほど 立っている、彼らなんですが、 3名ずつ走るアスリートに 看板で「あと1周あります」とか 
「ゴールです。 止まります」みたいな事を 書いた(形状としては その セリフの書かれている スケッチブックをめくりつつ 
随時 使用) 常に見せて 行動を促していました。彼らも スケート靴を履き、アスリートを 追いかけ 追いかけ…競技を
進めるのです。まさにアンテナ役の方々です。「この子は 100メートルなので 半周」とか 「この子は 400メートルなので 2周」

内容を全て把握なのね。もちろん 世界大会だから 名前も言葉も顔も日本のだけではないじゃない? すごい準備でしょうね…

アスリート達の年齢は幼児というより『少年 少女』という年齢の子が多かったかな? 「Ready?  ピ〜」で、ピストルの音はなかった。

で、走るんだけど、結構 スピード感あり。 フォームにものすごく 気を使って すごくいい姿勢で、走り続ける子。どこかへ
コースを離れて行ってしまった子。← また 戻って来ました。こけてしまったけど その後も ひたすらに 一生懸命 走る子。 
知的障害と 体の障害もあるのか・・・とても 華奢な体の子が 皆がゴールした後も 一生懸命走って 走って やっとゴール。 

月並みな言葉なんですが 一生懸命な姿に 胸が じ〜んとしました。 勇気をもらいました。感動しました。私もがんばらなく
っちゃと思いました… ってよく聞きませんか? あれ  あまり好きではないんですけどね… でもやっぱりそうは思った…。

一生懸命な姿というのは どんな人の姿だって感動です。イチローにも感動だし 松井にも感動だし ジーコ・ジャパンにも感動。
星野・阪神の雄姿に私も何度も涙しましたし…。 庭のチューリップの頑張りようは 感動です。このクソ寒いのに…健気です。

確かに じ〜んと したんですけど…。 その時 思ったのは、例えば 幸希は肢体不自由の上、知的障害もあって、ここのところ
【広汎性発達障害】なんかも指摘されて、何かにつけ 『理解する』のに すごく難しい事がたくさんあります。まぁ 今 始まった
事ではないんですが…アスリートの中には そういうタイプの方も多々いらっしゃるでしょう… どんな知的障害か?どの程度の
障害の重さかは見ている側からは わかりません。はっきり言って、わかるのは外見的特徴をお持ちの知的障害の人達だけ…と言える。
本当に 外見からは 全然わからなかったりする…うん ロシア・チームのアップ運動。「本当に君達は 障害児なの?」と思った…。




↑ 画像:下の方に 2名がゴールを争っています。  上方にコースアウトしたけど 戻ってきた彼です☆ 走れぇ〜!拍手と声援の瞬間。

本当に 綺麗なフォームで走っていて皆に拍手をもらった あの アスリート… もしかしたら 物事にすごい こだわりのある
タイプのお子さんなのかも…「これは 譲られない!!」というこだわりの日々あったのかも…。 …と 色々推測したりして…。
コース・アウトしたアスリートは、「ゴールまで走り切ろう!」という事だけが本人と トレーナーの挑戦だったのかも…と思ったり。

SOは、順位や 表彰式もなく、国歌斉唱もなく、「全員が ゴールする」のが目標…それが 原点。今日の結果というよりも
本人とトレーナー、サポーターと 今日のゴールの瞬間まで 積み上げてきた事、その結果である『今日』に感動させられた…と思う…。

幸希も含めて、肢体不自由児も含めて、この子達は本当に 精一杯頑張ってると思う。 いや 頑張りすぎる位、手を抜かないですよね。
もう「がんばれ」って言ってくれなくてもいいんだ…と思ったり…。そのこだわり様も ある意味素晴らしかったり…。生き生きでした。


    


観客は まばら。制服を着た 中学生みたいな団体がいくつか… 大声で応援したりもしていました。級友が出場してるんかな〜とか
思いつつ… あとは近所の おっちゃん おばちゃん 消防団…。協賛企業かな? アシックスとか ミズノが Tシャツとか フリース
売ってました。あと スターバックス・コーヒーも コーヒー、紅茶、スコーン、クッキーなど売っていました。あとは 作業所 が1つ。
葉書や焼き物など 細々と売っていて、ちょっと 抜け歯的に 店があるもの 少し もの淋しい感じがしました。 そろそろ帰ろうかと
思った時… 長野五輪の人形が ほこりに まみれて 黒くなって たたずんでいるのが また もの悲しさを アップさせました…

 


↑SOのマークがリンゴに浮き上がっているリンゴ… すごいでしょ?

これは 長野市の色々な所で スペシャル・オリンピックに関わる 交流センターみたいなのを設置していて、大会関係者や
出番がまだのアスリート、ボランティア、見学の人、もちろん近所の人々 誰でも立ち寄って、パネル展示を見て、喋って
スペシャル・オリンピックスへの理解を深めて下さい。 そういう趣旨で 設置されているセンターです。概要の展示は
もちろん 子供の為の輪投げなど 小さなゲーム・コーナーや喫茶コーナー、Mウエーブに居た時に デジカメで写して
くれたデータを ここに来ると すでに葉書になっていてそれをもらったり。 あまり 「盛況や〜〜〜!!」って感じ
には見えなかったけど…交流センターとは言え スーパーの二階の催事場みたいな場所…。(お年寄りの憩い場。)

日本はなぜ こういう催しが 物悲しくなるのかしら… かっこよくセンスよく スマートに構成できないものか。

この リンゴを2つ頂きました。さすが 長野といえばリンゴ。 ものすごい美味しかった…。


スペシャル・オリンピックスのさらなる発展を祈り 私達も何か 協力したいです。


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