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  U.S.A. 回想  ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★   

結局 この旅で あの時の 私って何を感じたんかな? と今になって 思い返したりして・・・
もう 15年も前の話で 久々に回顧して考え直してみて・・・うまく言えないんだけど・・・
強いて言うなら・・・「人との 距離感」かなと思う・・・

まず 大学に入学してから あまりに色々な人が 居た。 まず そこに 信仰があって、うちとは 全然違う 信仰だった・・・
(ウチはフツーの 仏教なんやけど・・・)
で、例の教会のバイトでも 信仰があった。大学とは 同じ キリスト教やけど 派が全く違っていた。
昔なら 戦争物である・・・

で、また イタリアでまた信仰があった。
そこでは また 人種とか 国籍を超えて 信仰で繋がっている人がいた。
ちょっと 私には そこまで 純粋になられへん、信じられへんと思う事もあったけどそうか そういう考えもあるんやな・・・と 自然に 思っていた。
受け入れられてた いうか 認めると言ったら、偉そうだけど 「こういう考えや 人もあるんやなぁ〜・・・ほぉ〜・・・」と思った。
というか、はっきり言って 目の前で 大真面目に やってるんだから 納得感があって すっと お腹に落ちるというのか・・・

アメリカでは  「友達の友達は みな 友達だ」状態だった・・・
そういえば 今 思い出したが、 私 誰かの 結婚式にまで招待されて 行ったし・・・当人は 全く知らん人だった。
でも どこの友達でも Katyが 「私が 日本で ホームスティしてたとこのケイコよ」って事で「ようこそ♪ 会えて 光栄ヨ」だった。
皆が 親日家なのか? Katyがいい人だったのか??? それが普通なのか?  皆にそうなのか・・・?

それで、彼女らは 「私は今日、○○に行きますが ケイコは1人で 問題はありませんか?」みたいな『付かず 離れず』な感じだった。 
はじめは 「一緒に どこか 行ってくれる と思ったのにぃ〜」みたいな感情もあったけど すぐにそういう 距離感に 慣れた。
確かに 気楽というか、お互い 心地いい感じに気を使わない距離だった。

離婚しているという 女性にも 何人も 会った。さすが アメリカ・・・と思った。「離婚をしている」と 公言している・・・
その上 ボーイ・フレンドがいたりというのを公言するのも  目からウロコだった。
Chrisに 話すと 「それは 彼女の問題だから」みたいな さすがに「人は 人」というか 「やっぱ アメリカ★」
まだ日本では 離婚って今ほど ポピュラーではなかったし、公言することは 私の場合 聞いたことがなかった。

それと やはり アメリカでも 信仰があって、ベビーシッターに行ってた お宅は ジューイッシュ〈ユダヤ教)だった。
子供は 毛糸の帽子をかぶっていた。なんで こんな小さい帽子をかぶっているんかな?それも 家の中で・・・と 思っていた。 
ユダヤ教と聞いても わからなくて 話のしようが なかった。逆に仏教について 尋ねられても さっぱりわからず・・・
大学での 神学の時間に ユダヤ教とキリスト教の違いの歴史くらい習っていたはず・・・。
でも 結びついていなかったんだな。

初めて オーガニック食品店(「なんだ? この地味な店は?」という印象だった)とか ベジタリアン〈通称 ベジー)を
身近で見た。ベジー達の理由は 殆どが 「動物が かわいそうだから」という理由だった・・・ほぉ〜・・・

なんだか 日本では まだ あまり見なかったような 人たちが 一杯だった。
なんだか 「国が違うと ホンマに色々と 違うねんなぁ〜・・・・色んな考えの人がいてるんやな〜」と しみじみと
思ったというより 感じてた。 
若いから あまり 深く考えずに 「へぇ〜 そうなんかぁ〜 ★ ええヤン★」「かっこええヤン★ 賛成☆ 私には できひんけどな!」
みたいな そういう軽い 納得感だったけど・・・

いい意味で 「他人 (ひと)は 他人(ひと)」。人それぞれに 考え方 生き方 があって、その 一環として
信仰があって、その人のライフスタイルがあって、それに どうこう言わないし 型にはめない・・・・というのか・・・ 
これって 『障害のある人』の 在り方、また そういう人との 関わり方 とも 何かしら 関係があるかもしれない・・・
たまたま 今 ウチが 「障害児」を抱えているから なにか 関連付けて考えるとするならば・・・

私に関して 言えば「めざせ 脱 排他的」みたいな精神は こういう経験に 影響されているのかもしれない・・・
今の 自分よりは ずっと 純粋に感じることができてたと思うし・・・
この辺りの 事が 感じてはいるんだけど うまく 言葉で言えないの・・・

今考えると  日本人だからという 理由での 差別らしき 発言 その他 は アメリカでは 感じなかった・・・というか
その時は 気づかずにいたのかもしれないけど。

でも 確かに覚えている事は、マクドナルドなんかで 掃除をしている人は ほぼ全員が 黒人の人たちだった。

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