・・・・・・・・・・超おのぼりさん シドニー日記 -Part 2 ・・・・・・・・

2月13日 金曜日

13日の金曜日である。悪魔もそろそろ 目覚めただろうか・・・ 
まず飛行機は 日本時間で、朝7時位に ブリスベン空港に 着いた。 
シドニーより もっと 北。北だけど、もっと赤道に近いので ギラギラの日差し・・・

乗り継ぎの為、いったん手荷物ごと、ねぼけまなこの中、機外へ出される・・・また セキュリティ・チェックである。
これが ややこしいのが 手荷物にノート・パソコンが入っているので 荷物をあけて、
一番下から パソコンを出して・・・
ちなみに Vaio愛用なのだが、バイオってとにかく 外人に評判がよい♪ 
今まで 幾人かの、外人の友達が  私のバイオを見て「オゥ、ヴァイオ〜♪」 とCMと同じリアクションをしていた。
今日も 聞けるか・・・!それどころじゃな〜い!!

人前で、カバンを全部あけて 中身を放り出して、パソコンを、出さないといけないのだ。
地べたに カバンを 広げて・・・これが、また 格好悪い事・・・
しかも 亜希の作った 色紙の、「やっこさん」 とか 脱いだタイツとか 出てくる事 出てくる事・・恥・・・

その際、パスポートはいるわ、搭乗券はいるわ、入国カードはいるわ、しかも私は4人分 持っているし、
夫は幸希と荷物、しかもバギーは なんだか、出てこないわ、幸希を抱いて、長い距離は歩かされるわ、並ぶわ・・・
なんやねん!!って感じ。
いざ 我が家の番になり通ろうとしたら、何かを見せろという・・・これ以上見せるもんはないで! 
なんやねん? 搭乗券?あせる・・・・
あたふた あたふた・・・ ほんま この 田舎者家族め〜〜と 皆 思っていたと思う・・・涙

それだけではない。移民局に出る前も、またセキュリティがあり、また なんかのカードの提示を求められた。
「これ?」「no」 のやりとりを、3回位、 繰り返した。行ったり 戻ったり、私らも聞けばいいのに あれを出したり これを出したり・・・

3回目に 「ビンゴ!イエ〜イ!!」と、その検査官が 親指を立てた。・・・明るい・・・
そして 「Everybody!! show me this card here!!!」(みなさん〜 このカードここで見せて下さいね〜)
と 私の入国カードを 皆に見せて 言った。
早う 言ってくれ・・・

というか、 それって 移民局に出したら 済むんちゃうんか・・・
とにかく 厳重だ。昔とでは 大違いだ。

その割に、パスポートの名前と カードが、本人と、一致してなくても 気にしていない・・・理解不能。














中:乗り継ぐお客さんが このように 地べたに座って待ってる・・・・これが そうですね〜この10倍位の人・・・中には寝ている人も・・・
右:私達も座っちゃいましょう♪この私のショットって「近藤サトさん」に似てないですかぁ〜?? ビシッ















左:旅行では7年ぶり。働いていた時からは、13年ぶり。 中:暑い・・・湿気はなく、暑い。34度くらいだったでしょうか。 















さて、ツアーなので ご一行様で、観光にも行くわけです。 亜希は当然、「皆 私のお友達♪」とばかりに ガイドさんとも仲良く・・・ここは、昔 マッコーリー総督の夫人が故郷イギリスを思いながら その方角を見ていたとされる 場所。オペラハウスとハーバーブリッジが抜群のポジションで見れます。幸希は寝てました。















左:ホンマに優雅な・・・こんな芝生でお年寄りが(画像、右の方)ピクニックを・・・  中:オージーの面白い所なんですが、ちょっと見えにくいかもしれませんが、 この人の様に「暑いから」という理由で 上半身裸の男性は たくさんいます:真ん中の後ろ向きの男性。右はうちの夫。  老若男女問わず、同じ理由で 裸足の人も昔は多かったが・・・ 素足のほうがよほど、熱いし、痛いと思うが・・・ 目の前をヨットが 何隻も通ります・・・
ここは 結構深くて、サメが多いらしいですが、オリンピックの時や、その他、アイアンマン・レースの際、 ここを泳ぐそうで、(なんと恐ろしい) その際は、サメよけのネットを張り巡らせての開催となるそうです。















左:州立博物館。だいたい、公の建物はこういう感じの、イギリス調の建物、丸ごとアンティーク。オーストラリアは建国200余年で、歴史がないので 古い建物は、残すように努力しているし、たとえ自分の家でも、勝手に改築とかできないそうだ。景観を守る為。 これはとても大切な事だと思う。
一方、あのビル郡。まるで大都会、東京ですよ・・・こうやって 新旧入り混じった不思議と調和した町です。















さて、観光が終わったら、ツアーの本部に連れて行かれ・・・色々説明・・・& 初めて訪れる人にとっては、頼りになる 申し送りがあったりした。その頃、亜希は眠くてぐずぐず 言っていた。後、全員、免税店に連れて行かれ、 買い物♪だが、あまり興味のない我が家は、その免税店と、ホテルが近い事もあり、歩いてホテルへ。 荷物を置き、夕食にすることにした。
この辺りは、オーストラリア発祥の地、ロックスと言う。昔、イギリスから囚人が流刑されたのが、入植の始まりなのだが、 囚人はここを切り開く事を仕事とされた。掘っても掘っても岩しかない、それがロックスというゆえんだ。

その一角に 私達が気に入ってる店があった。それが「フィリップの店」という 一見、パブなのだ。どう見ても立ち飲み。怖くて普通は入れない。 私も最初のきっかけは忘れたけど、昔からある。パブの裏庭が、ガーデンレストラン、一角に バーベキューのコーナーがあって、店先で 肉を購入して 自分で焼く。酒は表のバーで購入。全て キャッシュ・オン。肉は牛 フィレ。Tボーン、ラム、チキン、それに野菜が取り放題。幸希の天国だ。

↓今度は亜希が寝る・・・オーストラリアのビールはF-1で有名な青いボトルの、Foster's、このVB というのが有名です。安いよ。
「肉★」 大好き幸希・・・歯に一杯 詰まってる・・・ちなみに1枚 25ドル前後。約 2000円。安い。




























それから、すっかり気分がよくなった私達は8時位にもかかわらず、タクシーでcity-町の中心。に向かった。
距離的に3キロ位だが、週末という事で 大賑わい,なかなか進まなかった。 だって、まだまだ明るいし。
スーパーでチョイ買い物して、ダーリング・ハーバーという港の辺りに行った。なんという事。
昔も、ちょっとした観光地だったが、ここは今、一番スノッブな所であろう。 背後にはcityの巨大な、ビル郡。すぐ頭上をモノレールが 走っていく。私がいた頃は、まだ、なかったから、オリンピックの頃に作られたのであろう。
反対側には たくさんのホテル郡。ここは その 昔、殆どが日系のホテルで あったはず。
しかし今、日系のホテルは全て撤退している様子で、見覚えのない 名前ばかりだった。
確かに当時、日本は、バブルの絶頂期、私はここで 過ごしていたってわけだ。
職種からして そんなに 札束を振りまわすようなことはなかったが たしかに日本人は多かった。
ある店で、白人ばかり、 異常な盛り上がりで 踊ったり、歌ったりしていた。(画像:中)
すぐ横に、非常に大きな オーストラリア国旗がはためいていた。
なんだか 吸い込まれそうになった。「こんな所で夢を追うのか・・・?」 こんな所に、たちうちできるんか・・・大都会やぞ・・・と思って 怖くなった。















なんだか夫も同じ事を考えて 二人で意気消沈していた。
シドニーは変わった。
以前は、錆付いた車や、左右のドアの色が違う車ばかりだった。
人も なんか イモくさい 人が多かった。今は違う。
高級車が走り、カメラは付いていないけど ヨーロッパ企画のかっこいい携帯を持った サラリーマンが闊歩して、
ブランド物のバッグをもったオージーのOL達って初めて見たわい。 
まるで、こっちが「クロコダエル・ダンディー」になった。


 それから またタクシーでホテルに戻った。ちょっと疲れた。 1日目から色々 盛りだくさんすぎた。いいホテルと思われたホテルの部屋には、まだ うちのスーツケースが届いていなかった。

ちっ。 サービスに電話して 持ってきてもらった。
ちょっと気にいらんかった。 ちょっと、ネットでもするか。 
あれ? パソコンのコードは? そこに入れたはず。これはデジカメのやろ? これはビデオ。
ない・・・ない・・・ 来る前にバタバタしてた・・・入れ忘れたんや・・・
こうして パソコンは無用の長物になった。 意気消沈のまま、13日の金曜日が終わった。



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